情報C 1学期  授業内容  
2013年2月16日更新
@ 復習:時間割を作ろう!

  情報Cのオリエンテーションを行った後、昨年情報Aの最初に作った時間割をワープロソフトで作ります。
  ワープロソフトの復習を兼ねていますが、昨年は2時間で制作したものを、今回は1時間で作成できました。
  そのスキルの上達を感じてもらうことも、この制作のねらいです。  
 
A 身の回りの情報を考えよう!

  「情報科の『情報』って何かな?」ということを考えてもらうために、「情報」そのものを扱う授業をしました。
  その中で情報化社会で自分たちが生きていること、そして情報を得るときに気をつけることを考えてもらう授業です。

@集めた情報を書き出そう!   昨日集めた情報を書き出す作業から、ふだん多くの情報に接していることに気付かせる。
 その情報源についても書き出し、多くの情報源から情報を得ていることにも気付かせる。
A情報源の特徴を考えよう!  グループワークで、各メディア(情報媒体)ごとの信頼性・特徴を考え、発表し、
クラス全体で共有する。
Bまとめ   これらの作業を通じて、生徒が情報源やその信頼性について意識することをめざす。

  ☆実践報告:「ワークシートを使った授業」(日本文教出版メルマガ2004年) 原稿へのLINK

 
B デジタルと情報量の単位を学ぼう!

  コンピュータが写真などの画像をどうやって認識し、表示させるのか?
  アナログとデジタルの話の導入として、ロジックパズルを体験させ、そのあとでデジタルとアナログの話をしました。
 
@デジタルの特徴   スライド・アニメーションを提示し、コンピュータの画像の処理方法を説明。 
 前回やった絵の数値化・復元をコンピュータがしていることを説明した。
Aナログとデジタル   デジタルデータの大きさについて、単位や保存媒体の特徴を説明した。
 生徒がデジタルカメラのデータを保存することとき必要な知識で構成した。

 
C イメージポスターを作ろう!

  画像編集ソフト「フォトショップ」を使い、複数の画像とメッセージを組み合わせたイメージポスターを制作させました。
  目標としては、情報伝達手段としてのポスター制作です。
  デザインや画像がきれいでも、メッセージが伝わらなければポスターの意味はありません。
  そこを評価のポイントとしました。となると重要なのは、短い言葉です。何の言葉を書くかが重要です。

@研究   実際の町にあるポスターについて研究し、ワークシートに記入させます。
 コピーやレイアウトなどのプロの工夫について、分析的な視点で研究させます。 
A企画  @の研究をふまえて、企画書にねらい・絵コンテを書かせて提出させます。
 まず紙ベースでしっかり考えさせることが、その後の制作をスムーズにさせます。
B制作  必要な画像を集め、ポスターの制作に入ります。
 最初の段階でソフトの基本操作について説明し、あとはそれぞれで制作です。
 主に「透明化」の技術を使って、複数の画像を効果的に組み合わせた作品づくりをめざした。 
C発表・評価   印刷したものを交換して、相互評価をします。
 評価のポイントは作者のメッセージが伝わったか?ということ。
 相互評価をしながら、お互いの作品のいいところを共有できるよう、考察を記入させます。
 
D 取材して雑誌風の記事を書こう!

  校内の人物にインタビューし、それをWordの段組機能を使って雑誌風の記事にしあげることを目標とした。
  その中で、インターネットではなく、直接取材することで情報を得ること、その企画・依頼方法、デジカメでの撮影など、
 実習を通し学習させた。

@研究    研究では実際のインタビュー記事を内容・レイアウトも含めワークシートで分析させました。
 また「見出しの工夫」というテーマで記事の「見出し」だけも研究させ、参考にさせました。
A企画  @をもとに、ねらい・質問項目を企画書として作成させました。
 「だれに」だけではなく、「だれに何を」まで企画の段階で考えておくことが大切です。
B取材   アポイントメントをとることなどマナーも含め指導しました。
 一問一答ではなく、話の中心部分をふくらませるような取材が大切です。 
C制作  Wordの段組機能を説明し、雑誌の記事っぽく仕上げていきます。
 写真も1枚使うよう指定し、どのような写真を使うかも工夫が必要です。
D評価  印刷した記事を交換し、相互評価をします。

  ☆実践報告「コミュニケーションを意識した授業(日本文教出版ICT-Education・2008年)原稿へのLINK

E ブログ・SNSの活用を考えよう!

  Web・ブログ・SNSそれぞれの特徴について考え、また利点と注意点を知ることを目標とした。
  これらを自分たちの経験+調べたことの共有・整理から始め、最終的にはこれらをふまえた活用まで考えさせた。

@知識の整理    Web・ブログ・SNSそれぞれの特徴について、更新の容易さ・双方向性・公開範囲と
いった視点で整理する講義を行い、その後実際のWebを例にターゲット・工夫を分析させた
A利点と注意点を整理する  自分の経験から情報発信する際に注意する点、便利な点を書かせ、プラス調べたことも
記入させた。この準備をもとに付箋を使って話し合いをさせ、グループで整理させた
B活用を考える   「学校の公式ブログでの情報発信」を例に、だれ向けにどのような発信をすればいいか
をグループで考えさせ、付箋とKJ法を使って整理させた。

  ☆実践報告「話し合う情報モラルの授業」(開隆堂CHANNEL36号・2012年)原稿PDFへのLINK

ここから過去ネタ
◇過去ネタ 学校紹介冊子を作ろう(2004)

  今までの授業の技術を使って、実践的なものを・・と思い、学校説明会で使えそうな学校紹介を作らせました。
  表紙と内容のページを作り、またWordのオートシェイプの機能も使うことで、楽しそうな作品を作らせました。

  本校の入試広報部とのタイアップもとり、実際の説明会で「生徒による学校紹介」として使えそうなものを選んでもらい、 
 表彰・賞品授与も行いました。 
  このような授業の中だけで完結しない課題は、生徒の動機づけも大きいように思います。
   ※トップページの一番下の過去の授業ネタ集「情報C」にプリントなどがあります。
◇過去ネタ アニメGIFを作ろう!(2007)

  この課題は、昨年度教育実習生に授業を企画させました。
  フォトショップを使い、背景と手書きの絵を結合させて、1コマ1コマをつくり、簡単なアニメGIFを作る内容です。
  手間はかかりますが、背景画像の上を動き回るアニメーションができますよ!詳しい方法は説明プリントで。
   ※トップページの一番下の過去の授業ネタ集「情報C」にプリントなどがあります。
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